ホーム > 近畿・中四国エリア NEWSヘッドライン

近畿・中四国エリア NEWSヘッドライン(7月3日)

泉州水なす、コロナ禍で価格低迷
外食需要の縮小で3割減

上坂孝博組合長 食都・大阪の夏の風物詩「水なす」。今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で生産地に異変が起きている。業務用需要の低迷による価格下落だ。JAいずみの(岸和田市)によると、作柄は平年作で出荷量は前年並みを維持するものの、価格は例年より3割程度落ち込み、生産者の手取りを直撃している。

●若手中心に離農者の増加を懸念
 地元・関西の水なす需要は、外食産業に代表される業務用と、スーパーや農産物直売所で販売する家庭用の双方があるが、関東市場はほぼ業務用のみ。4月の緊急事態宣言発令を機に、豊洲市場からの発注がほとんどなくなり、数量ベースで5月末は前年比7割減、4月から直近までのトータルで同6割も減少している。
 同JA水茄子生産出荷組合の上坂孝博組合長によると、「JA出荷額が3割減少なら、生産者手取りは、約4割落ち込んでいる。特に料亭や旅館向けなどの、Aランク品を生産する農家ほど減少幅が大きい」と悲鳴を上げている。
 6月に入ってからも需要はだいぶ回復してきたものの、ギフト需要の落ち込みもあり、価格は低調に推移している。
 他の野菜類より比較的高値で取引される水なすだけに、同JA関内は担い手が育成されている地域だ。それだけに、「今回を機に若手中心に離農者が増えなければ良いが」と懸念する声が聞かれ始めた。
 一方、同JAと隣接のJA大阪泉州では、JETROの支援を受け昨秋、香港で水なすの現地料理人試食会を開催するなど、輸出に向け準備を進めていたが、それもストップしたまま。来シーズンへの延期は必至となりそうだ。

写真=同JA水茄子生産出荷組合の上坂孝博組合長


量販店冷凍食品動向 スナックが大幅伸長
健康志向品も拡充

冷凍食品 近畿地区の量販店において伸長カテゴリーの一つである冷凍食品は、簡便商材としての需要が高く、近年好調に推移している。前期は素材・調理品・米飯・スナック・麺類などいずれも売上げ増となっている。弁当類から麺・スナック・米飯が主要カテゴリーにかわっており、特にスナックが大きく伸長している。
冷食売れ筋商品は、定番のうどん・ギョウザ・チャーハン・たこ焼き・お好み焼きなどが売上げ上位にランキングしている。
 新型コロナウイルス感染拡大の影響で内食需要の高まりにともない、さらなる伸長が見込める今期は、お好み焼き・ギョウザなど、「おかず」「おつまみ」両対応できる商品の売り込み強化するほか、冷凍麺類・米飯など、「一食完結」商品や「冷凍調理キット」導入で、「外食ユーザー」「調理初心者」の取り込みを図る。また、多様化する消費者ニーズに対応して、業務用商品・簡便商材・健康志向商品の取り扱いを拡大する。
 量販各社は、伸長カテゴリーである冷凍食品の各メーカーに対して、冷凍特性を生かした「調理キット」の開発・育成に加えて、簡単・便利・おいしいにプラスして、健康(アレルギー対応も含む)も同時訴求した商品への進化を求めている。

写真=簡便商材として需要が高まっている


ドン・キホーテ、枚方店リニューアル開店
食品、約5倍に大幅拡充

ドン・キホーテ枚方店 ドン・キホーテは6月19日、大阪府枚方市に「ドン・キホーテ枚方店」=写真=をリニューアルオープンした。当日は悪天候の中、多くの買い物客が押し寄せたため、新型コロナ対策として来店の人数制限を設けて対応していた。
 02年3月に開設した「旧枚方店」(20年5月閉店)をケーズデンキ枚方店跡(京阪バス停国道田ノ口下車徒歩約3分)に移転し新たに生まれ変わった同店は売場面積を約3倍に拡大。食品全体の品揃えも約5倍となり、冷蔵・冷凍食品を中心に大幅拡充している。日用消耗品は、毎日の暮らしに欠かせないアイテムを強化している。
 また、近隣のテーマパークや公園で楽しく過ごせるアウトドアグッズを集めたコーナーを新たに常設するほか、関西最大規模に拡大したコスメコーナーや、スマートフォン関連グッズ・ヘッドフォンなどの趣向性の高い商品、さらにスポーツ用品も展開し、幅広い顧客層の取り込みを図る。
 同社は「店内の通路幅を旧枚方店より広く設計することで、カートを利用した買い回りがしやすくなり、長時間の買い物でも居心地の良い空間を創造する。新枚方店が同市の『お買い物テーマパーク』となるよう、遊園地をテーマにしたにぎやかな店内演出で、地域に密着した店舗を目指す」としている。

写真=ドン・キホーテ枚方店



百生一輝、廃業検討の老舗ケーキ店引き継ぐ
障がい者を就労支援

百生一輝 障がい者の就労支援に取り組む特定非営利活動法人百生一輝は、コロナの影響で廃業を考えていた「ケーキ工房 菓楽」=写真=を引き継ぎ、5月に就労施設として再開店。長年地域に愛された味を継承している。
 30年間地域密着でやってきた「ケーキ工房 菓楽」。シェフの高齢化に加え、コロナによる売上げ減少の影響を受け廃業を考えていた。実際、1ヵ月の休業中に廃業の意思を常連客などに伝えていたという。
 そんな時、百生一輝とのコラボレーションでの事業承継が持ち上がった。障がい者の就労の機会をつくり、老舗のケーキ屋の廃業を防ぎ、もう一度地域を活性化させたいという思いからだ。
 ケーキ作りや店舗運営の経験のない百生一輝。長年地域に愛された味を引き継ぐのに四苦八苦。シェフから必死にケーキ作りを学んでいる。
 苦労もあるが、廃業を惜しんでいた地域の住民からは「もう一度、食べられるようになってうれしい」「菓楽のケーキしか食べられない」と喜びの声が聴かれ、障がい者が生き生きと働く姿が地域のにぎわい創出にもつながっている。
 コロナの感染拡大予防のため現在はカフェを休止しているが、今後障がい者の家族がほっと一息つけるカフェの運営も視野に入れている。 

写真=菓楽


出版物のご紹介

専門紙がまとめた情報・データの宝庫!
詳しくは下記をクリックして下さい。

日本食糧新聞社の書籍(本社HPへ)

媒体のご紹介

多彩な情報機能のサービス!
食品産業の行政、経営、人、商品をいち早く報道する新聞としては食品界では"ナンバーワンの総合専門誌"
詳しくは下記をクリックして下さい。

日本食糧新聞社の新聞・雑誌(本社HPへ)

お問い合わせ先

近畿・中四国のニュース掲載、広告掲載等のお問い合わせは
日本食糧新聞社 関西支社
〒530-0047 大阪市北区西天満5-2-18 三共ビル東館10階
TEL06-6314-4181 FAX06-6367-8650

お問い合わせフォーム

このページの一番上へ

ふれあいクッキング局

ふれあいクッキング局

フォーラム