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近畿・中四国エリア NEWSヘッドライン(12月6日)

関西発祥外食大手3社
上期は原点回帰で既存店好調
増税対策より店舗力磨く

日本で初めてとなる軽減税率が導入された。外食産業では逆風と消費者の混乱が懸念されるも2ヵ月を経た今、そこまで大きな影響はないとの声が多い。自店選択に向けた原点回帰策が奏功した丸亀製麺のトリドールホールディングス(HD)と餃子の王将の王将フードサービスは20年3月期上期売上げが過去最高を記録し、グルメ杵屋もレストラン事業のビジネスモデル再構築を着実に進めている。全国展開する関西発祥外食大手3社の上期業績と下期戦略を解説する。

○トリドールHD
 トリドールHDの上半期業績は国内外1725店舗体制で売上収益、事業利益、営業利益が計画・前年比超えと絶好調。これまでのM&A戦略での成長路線ではなく、国内824店舗の丸亀製麺業態の立て直しで業績を伸長した。
 丸亀製麺事業では、売上げアップ施策を数年来の客単価から客数確保へ切り替え、既存店が売上げ前年比5.3%増、11出店と合わせて全売上げ同8.5%増、セグメント利益率も同15.9%を確保。「粉からうどんを毎日作る、手作り・できたて提供の店舗」を打ち出す新CMや、ワンピースなどのキャラクター、ソフトバンクなど企業とのコラボ企画で、間口を大きく広げて新規顧客を獲得し、わずか半期で業績をV字回復させた。
 今後も本来の強みを訴求し、着実なブランディングの継続で客数増を図る。また、来期以降の出店戦略のカギとなる狭小立地店舗も開発。7月にオープンした20坪弱の秋葉原店は、うどんや天ぷらのメニューを通常店舗の半分に絞り、一回り小さいトレーや紙コップの使用でオペレーションを重視して原価を下げながら一等地の人件費でも利益確保と月商1400万円を誇る。下期は同タイプを3店出店し、賃料・人件費の高いエリアで成立するモデルを確立する。さらに、2026年3月期の6000店舗・5000億円体制へ向け、国内店舗を統括するトリドールジャパンを丸亀製麺、100店舗展開以上の可能性があるとするカフェ業態のコナズ珈琲、炭火焼肉丼業態のヤマキ商店、それ以外の4社に分社化。それぞれのブランドが優先順位1位の企業と経営者を積み重ねて世界外食企業トップ10入りを目指す。

※王将フードサービス、グルメ杵屋の記事は本紙に掲載




京都に「葱肉や KUWA」開店
ネギと肉を遠赤外電気炭ロースターで

葱肉や 京都では珍しい遠赤外電気炭ロースターを使用した焼肉店「葱肉や KUWA」(京都市東山区)が11月29日(いい肉の日)にオープンした。
 タンの中にネギが入った「葱包みタン」(1個・税別450円)やたっぷりネギがのった「和牛霜降り葱焼き」(税別1280円)など、ネギと肉のコラボレーションを楽しめるメニューを多く揃える。また、焼き肉店では主流のガスロースターや炭火焼きではなく、まだ珍しい遠赤外電気炭ロースターを使う。ネギや野菜がおいしく焼け、肉が焦げ付かないのが特徴で、煙が少なく、服ににおいがつくのを嫌う女性客にも喜ばれそうだ。
 肉について、店主の栞原梓さんは「有名な肉の卸からの仕入れだけでなく、個人的なつてをたどり、普通では取引が難しいマニアックなところからも供給してもらい、いいとこどりで提供している」と自信を見せる。タレは長岡京で長年親しまれ、惜しまれつつ閉店した人気店のレシピを受け継いでいるという。また野菜にも力を入れ、季節ごとに他では食べられない珍しい野菜も揃えるほか、肉に合うワインもラインアップ。女性客への訴求にも注力。客単価は5000円から6000円。祇園という一等地ながら、目立たない地階での営業のため、ネットでの口コミによる集客を目指していくという。
▽所在地=京都府京都市東山区祇園町北側281-1-1 祇園ファーストビル地下1階
▽電話=075・746・4808
▽営業時間=月〜土・午後5時30分〜同11時30分、(ラストオーダーは同11時)
▽定休日=日曜日

写真=自慢の葱包みタン


共同船舶、「OSAKAくじらフェス2019」開催
鯨肉の魅力アピール

ケンコーマヨネーズ 共同船舶は11月26日、飲食店や食材流通関係者を対象に、鯨肉に対する理解促進と普及を図るイベント「OSAKAくじらフェス2019」をヒルトン大阪で開催した。
 7月に約31年ぶりの商業捕鯨が再開され、鯨肉は新たな食材として注目されている。鯨肉は牛、豚、鶏と比べて、高タンパク、低カロリーで、さらに鉄分や抗酸化物質バレニンを多く含んでおり、肉体・精神疲労の改善、美容への効果が期待されている。
 イベントの冒頭、森英司社長は「わが国は7月から商業捕鯨を再開し、当社は排他的経済水域の沖合で母船式商業捕鯨を開始した。安全・安心でおいしい鯨を安定的に消費者に届け食べていただくことを基本方針としてスタートを切ったところだ。鯨の優位性を知っていただきたい。鯨肉は高タンパクで低カロリーで、鉄分が豊富。皮や畝(うね)はDHA、DPA、EHAなどが多く含有する。そのほか鯨の魅力を引き出して消費者に供給していく。飲食店などの業界関係者の皆さまに、まず鯨の良さを知ってもらいたいと考え、今回のフェスを開催した」とあいさつした。

写真=鯨肉の多様な部位と優位性を紹介



大阪市とぐるなび、連携で食育教室開催
和食見直すきっかけに

オーディエー 大阪市とぐるなびは4年前に締結した「地域活性化包括連携協定」に基づいた食育活動を、同市西淀川区の福小学校で11月28日に開催した。教室では、「北新地 弧柳」の松尾慎太郎店主が和食や大阪特有の食文化や歴史を講義した。児童らは、大阪伝統野菜を使ったメニューの調理と実食を通じて食への理解を深めた。
 同校では初の試みとなる食育教室は、同校の6年生26人が参加した。授業では、松尾氏が「和食とは、海外の文化を取り入れ、吸収して独自のものにした料理も含み、懐石料理に代表される日本料理と、郷土料理などを含む家庭料理など幅広い」と説明した。
 関東と関西の地層による水質の違いについても触れ、関西の水質が軟水のために、昆布からだしが出やすいため、現在のだし文化が生まれたとして、実際に昆布と鰹節でだし汁を作って児童に振る舞った。さらに、大阪にはたくさんの伝統野菜や全国の地野菜のもとになった野菜が多いといい、今回のメニューに使用する野菜について説明した。

写真=191206_osakayasai.png


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